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基板外観検査とは

基板外観検査とは電子部品や回路基板などの外観を検査する事を指します。
製品の外観に不良部分が無いかを目視で確認する事が主な目的となり、製品化される前に不良品を発見する非常に重要な工程です。
現在、自動光学検査機も普及してきており、当社でも導入しておりますが、微細なものは、
どうしても人の目を使わなければ見落としてしまうものも中には存在しています。
当社には基板に精通した多くの社員が在籍しており、検査精度で多くの企業様から高い評価をいただいております。

基板でよく見られる
不良内容

  • エッチング不良による断線

    エッチング時の不良はプリント基板の断線などを引き起こし、電気が通らないため即不良品になってしまいます。不良が発生する主な要因は以下のような事が考えられます。

    • 不適切なマスクの使用
    • マスクの劣化または損傷
    • エッチング条件の不適切な設定
    • 不均一なエッチング
    • エッチング後の残留物
  • ソルダーレジストに起因する基板不良

    ソルダーレジストとは、基板に塗布する(主に緑系色)のインクです。
    このソルダーレジストは主に、不要な部分にはんだが付着しないようにプリント基板に塗布されます。
    基板と聞いて緑の板を思い浮かべるかと思いますが、その緑色がソルダーレジストの色です。
    このソルダーレジストの塗布に不良があると、不要な個所にはんだが広がってショートの原因になったり、湿気や異物の混入の影響で基板が正常に稼働しなくなったりしてしまう事があります。
    こういった不良はソルダーレジストの塗りムラやピンホールとして外観上に現れます。
    基板の外観検査では基板全体をチェックし、このような不良が無いかを検査することが出来ます。

実装前検査
(ベアボードテスト)の必要性

  • 生産性・効率の向上

    手戻りを無くし、後工程をスムーズに進める

    ■プリント基板製造

    プリント基板を製造します。
    製造の際にはエッチング不良で断線してしまっていたり、ソルダーレジストの塗布に不備があり、はんだが必要以上に広がるなどの不具合の原因となってしまいます。

    ■クリームはんだ塗布

    クリーム状になったはんだを必要箇所に塗布していきます。

    ■部品実装

    実装する部品を基板上に配置していきます。

    ■リフロー

    熱を加え、クリームはんだを溶かして、部品を基板に実装していきます。

    ■完成

    プリント基板に実際に実装を行う前に検査をしていない場合、最終的に不良が見つかると、全工程が無駄になってしまうので、実装する前に基板の検査を行う必要があります。
    そうすることで無駄な手戻りにより発生する時間的・経済的なロスを削減する事が可能になります。

  • 目視検査

    当社には長年基板検査に従事する職人が多数在籍しております。
    画像検査等で自動化された検査では、検査速度は向上しますが、設定された数値以内の僅かな誤差は異状を検出することが出来ません。
    基板の形や、サイズによっても精度にばらつきが出ることもあります。
    ですが、人間の目で確認する事で、その僅かな誤差は「違和感」として検出することが出来るようになります。
    クレーム品のような、より精度を求められる検査において、職人の目は特に効果的に異状を検知しますので、検査でお困りの際は、一度当社職人が行う検査をお試しください。

基板外観検査の方法

  • 目視による基板外観検査

    基板外観検査の重要性

    当社では、実装前基板の検査が可能です。
    どれだけ実装時で完璧な実装作業を行っても、基になる基板自体に問題があるとその製品は進んだ作業工程に関係なく不良品となり、使用できなくなります。
    その為、実装前の段階で基板そのものに異常が無いかを検査する必要があります。
    実装前に検査を行う事で実装後に不良品が発生した際に失う時間的・金銭的コストを圧倒的に縮小することが出来るようになります。
    製品の品質だけではなく、製品の製造全体を通した時間的・金銭的な無駄の削減にも大きく貢献できるので、非常に重要な検査です。

  • 当社での目視による基板外観検査について

    当社では、お客様から要求される品質基準に沿った検査法で行い、不良品の流出防止はもちろん、過剰検査防止にも努めております。
    当社社員は基板の知識に精通しており、ちょっとした違和感からでも的確に不良個所を判断することが出来ます。
    機械でも判断できないような微細であったり、イレギュラーな不良も見逃すことなく排除することが出来るため、多くの企業様に高評価をいただいております。
    また、そのような検査が出来る職人レベルの社員が当社には多く在籍しております。
    必要に応じてクリーンルームでの検査も行っております。

  • 基板外観検査フロー

    1. Step01

      お問い合わせ

      お電話、お問い合わせフォームからご連絡ください。
      担当者よりご連絡を差し上げます。

    2. Step02

      打ち合わせ

      検査をする製品と、検査内容などを確認していきます。
      疑問点などがあれば気兼ねなくお伺いください。

    3. Step03

      仕様確定・お見積り

      検査内容や良否判定基準、ご希望により、検査方法も含めて検査内容、お見積り金額を確定させていただきます。

    4. Step04

      検査実施

      事前に決めたお客様のスペックに基づいて、良否判断を行わせていただきます。

    5. Step05

      納品

      検査が完了した製品を良品・不良品に分けて納品させていただきます。
      お急ぎの場合は当社まで取りにお越しいただいても問題ございません。

  • 画像検査機による基板外観検査

    画像検査機による検査の重要性

    基板検査において、画像検査機による検査は非常に重要です。画像検査機は、高解像度カメラや画像処理技術を利用して検査することができます。
    以下に、画像検査機による検査の重要性を記載します。

    高速かつ正確な検査

    画像検査機は、自動的に基板の表面を撮影し、画像処理技術を利用して不良品を検出するため、高速かつ正確な検査が可能です。手動検査に比べて、検査時間の短縮や不良品の検出率の向上が期待できます。

    高品質の検査結果

    画像検査機は、高解像度のカメラを使用するため、微細な部品などの異常も検出できます。また、画像処理技術を利用することで、ノイズや反射光の影響を除去し、高品質の検査結果を得ることができます。

    自動化による人的ミスの軽減

    画像検査機は、自動的に基板を検査するため、人的ミスの影響を受けにくいという利点があります。また、検査データを自動的に取得することができるため、検査結果の管理や品質改善にも役立ちます。

    このように、画像検査機による検査は、ヒューマンエラーの発生確率を排除しながらスピーディーに検査できることで、規模の大きな検査業務において非常に重要な検査になります。

  • 当社での画像検査機による検査について

    当社ではシライ電子製画像検査機VISPER 7seriesを導入し、検査作業の高速化も実現しました。
    幅広いサイズの基板検査に対応し、裏表の両面検査が可能なため、目視検査よりも、より高速に検査業務を進めることが出来ます。
    検査内容は単純なものだが、量が多く、スピードをもって検査する必要がある。というような場合にはこういった画像検査機を使用する事で要求された業務を遂行いたします。

  • 画像検査機による外観検査フロー

    1. Step01

      お問い合わせ

      お電話、お問い合わせフォームからご連絡ください。
      担当者よりご連絡を差し上げます。

    2. Step02

      打ち合わせ

      検査をする製品と、検査内容などを確認していきます。
      疑問点などがあれば気兼ねなくお伺いください。

    3. Step03

      仕様確定・お見積り

      検査内容や良否判定基準、ご希望により、検査方法も含めて検査内容、お見積り金額を確定させていただきます。

    4. Step04

      検査実施

      事前に決めたお客様のスペックに基づいて、良否判断を行わせていただきます。

    5. Step05

      納品

      検査が完了した製品を良品・不良品に分けて納品させていただきます。
      お急ぎの場合は当社まで取りにお越しいただいても問題ございません。

  • 発送対応

    検査後の梱包発送も対応可

    ご希望に応じた梱包・発送方法にてご対応いたします。
    • ご対応可能梱包方法
    • 真空パック(アルミ・ビニール)
    • シュリンクパック
    • 通常の梱包
    • ご対応可能発送方法
    • 自社便可能
    • 宅急便可能
    • 引き取り可能
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