Detail-parts 精密部品の検査
精密部品の検査とは
製品に使用する基板や部品に不良があった場合、予期せぬ不具合の発生要因となり、
製造メーカーの品質評価に大きなマイナスの影響を与えてしまう事になります。
その為、試作段階や、組み込む前に適切に検査を行う事が重要です。
当社は基板だけでなく、精密部品の検査においても、多くの企業様から高い評価をいただいております。
精密部品でよく見られる
不良内容
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形状不良
特に射出成型などにて製造される部品に見られる不良として、
バリ
→金型などに隙間が出来てしまう事で部品の周りに樹脂が溶け出し、薄いひだのような不要部分が発生する。
反り
→製造時の金型の温度や、製品の厚さの差や、製造後の冷却の方法により、収縮の不均一が起こる事で発生する。
このような不良は外観を検査する事で判別する事が可能です。
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品質不良
同じく射出成型にて製造される部品に品質上の懸念がある不良が発生する事があります。
ウェルドライン、フローマーク
→成型時に金型内の樹脂の合流箇所の痕や、成型時の冷却度合いの違いによって発生し、見た目が悪くなったり、傷とまちがわれたり、強度不足の原因ともなりえる不良です。
ヒケ
→製造時の収縮率と温度差により表面にくぼみが出来てしまう不良です。部分ごとに厚みの異なる場合に発生しやすい不良です。
こういった不良は、ケースによっては拡大鏡や顕微鏡を使用しなければ判別できないことがあります。
精密部品検査の方法
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目視による精密部品検査
精密部品検査の重要性
精密部品検査は、高品質な製品を製造するために欠かせない重要な工程です。
品質の維持・向上
精密部品検査は、製品の仕様に合わせて、部品の寸法や形状、表面仕上げ、機能などを検査することで、製品の品質を維持・向上することができます。不良品を早期に発見し、改善することで、クレーム対応やリコール対策のコスト削減につながります。
コスト削減
精密部品検査は、品質の維持・向上だけでなく、製造コストの削減にも貢献します。不良品を早期に発見・除去することで、余計な工程や手間を省くことができ、生産性を向上させることができます。
法規制への対応
製品には、国内外の様々な法規制や規格があります。精密部品検査は、そのような法規制や規格に適合する製品を生産するために欠かせない工程です。製品の品質を検査し、法規制や規格に適合するように改善することで、顧客満足度やブランド価値を向上させることができます。
以上のように、精密部品検査は、品質の維持・向上、コスト削減、法規制への対応、無停止生産の実現といった様々なメリットがあります。製造業界では、品質保証の重要性がますます高まる中、精密部品検査の重要性も一層増しています。
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当社での精密部品検査について
拡大鏡や顕微鏡などを使用し、設計図や3Dデータと比較しながら検査を行います。
フラットな形の基板とは異なり、様々な複雑な形状をした部品は画像検査機のみではどうしても裏面や内部の異常を検知することが出来ずに、不良品を生み出す原因となりますが、 人の目を用いた目視検査では、柔軟に検査を行うことが出来たり、言葉では表現できないほんの少しの違和感から不良個所を「探し」、「発見する」ことまで可能になります。
ネジ・ボルト・ナットなど、定形ではないパーツであっても、高評価をいただいている当社社員にお任せいただければ、不良製品の流通を未然に防ぎ、御社製品の品質向上に大きく貢献する事が可能です。 -
精密部品検査フロー
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Step01
お問い合わせ
お電話、お問い合わせフォームからご連絡ください。
担当者よりご連絡を差し上げます。 -
Step02
打ち合わせ
検査をする製品と、検査内容などを確認していきます。
疑問点などがあれば気兼ねなくお伺いください。 -
Step03
仕様確定・お見積り
検査内容や良否判定基準、ご希望により、検査方法も含めて検査内容、お見積り金額を確定させていただきます。
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Step04
検査実施
事前に決めたお客様のスペックに基づいて、良否判断を行わせていただきます。
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Step05
納品
検査が完了した製品を良品・不良品に分けて納品させていただきます。
お急ぎの場合は当社まで取りにお越しいただいても問題ございません。
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Step01
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